もっこす元気な愛

火の国くまもと発 純愛ドキュメンタリー

山形国際ドキュメンタリー映画祭2005招待作品

バリアフリーDVD
日本語字幕・音声ガイドつき

一般価格(DVD単体)5,000円
ライブラリ価格(上映権付き)50,000円

※学校や自主上映会で使用の場合は
ライブラリ価格でのご購入をお願いします。

◆Stroy

ストーリー

小さな一軒家で巻き起こる大きな愛の物語

脳性マヒのため、両腕に障害がありながら、前向きに生きる哲也(37)。ニッコリ笑顔で人々を魅了しながら次々と騒動を巻き起こしていく。手を使わず足だけで運転できるよう車を改造して運転免許の取得に挑戦したり、一軒家を借りて友人達と共同生活を始めたり・・・。そんな哲也が、友人の結婚式で運命の女性・美穂(32)と出会った。互いに支え合いながら交際を続けるうち、ふたりは結婚を決意する。しかし、彼女の母親に許してもらえない。いくら説得しても、娘の将来を案じる母とは意見がかみ合わず平行線をたどるばかり。ふたりは何度も話し合い、ある決断を下すのであった。

◆Director's message

監督より

哲也のドキドキをあなたに捧ぐ

ひとがひととして生きるということが、今のニッポン社会ではひどく難しくなっているようです。私の友人にも生きる気力を失ってしまったひとも少なくありません。「世の中が狂ってるんだから、まともな人間なら精神を病んで当たり前だ。むしろ平然と生きている奴の方がオカシイ」というひとがいます。そうかもしれません。「家に引きこもったりして、あんなの甘えているだけだ。弱肉強食の世界なら真っ先に死んでしまうよ。生命力が衰えちゃってるんだ」というひともいます。そうなのかもしれない。

ひとが生きるってどういうことなんだろう。生きる力って、一体どこから湧いてくるんだろう、そもそも人間の精神とは…。抽象論や状況論を語ることは私にはできないけれど、紹介したい具体的な事例がひとつあります。熊本に住んでいる倉田哲也さんです。

自分でやろうと決めたことは、どんなに時間がかかってもあきらめずにやりとおす。自分の生を肯定的に受け入れる。そうできるような環境を作り、そこに身を置く。ひとと関わり、愛し、愛されることで元気に培養していく。

倉田さんとつきあっていて、「ああ、ひとが生きるってこういうことだよなあ」と感じるときや、ドキドキときめく瞬間を数多く体験しました。そんな私の経験を映像に記録し、あなたに出来るだけ臨場感を損なわずに伝えたいと思った次第です。もちろん、楽しいことばかりだったわけではありません。口惜しい思いも悲しい思いもたくさんしました。倉田さんの気持ちをそのまんま理解することなど誰にもできないでしょうが、エピソードと彼の表情を通して共感したり想像してみてもらえれば幸いです。

美穂さんをはじめ、佐藤亮司さん、高村恭弘さんなど、魅力的なバイプレイヤーが作品に彩りを与えてくれました。彼らのことももっと丁寧に描きたかったのですが、種々の都合で果たせなかったのが残念です。あなたは、迷いながらも自分で考えて行動する美穂さんや自分の左足を受け入れることが出来ずに悩み苦しむ亮司さん、重度の障害がありながら明るく生きる恭弘さん、そして、ふたりの結婚に反対する美穂さんのお母さんにも、思いを馳せ、共感してくれるでしょうか。そうあってほしいと願っています。 

ときめきのない生活はつまらないし、愛のない日常なんて哀しすぎます。大人なら、それらは自分で作るものだし、自らつかむものだと倉田さんはおしえてくれました。新たな元気を生み出し、大切に育てたいと私も思っています。

>>この作品で「ひとがひととして生きる」ということを感じてみてください。

◆Details

詳細

監督・撮影・編集 寺田 靖範
企画・製作総指揮 馬垣 安芳 プロデューサー 神吉 良輔
整音 田辺 信道(協映) ナレーター 辛 淑玉 音楽 趙 博
バリアフリー版副音声脚本 鈴木 健介 アイサポーター(副音声)石丸 博也

監督・撮影・編集 寺田 靖範
企画・製作総指揮 馬垣 安芳
プロデューサー 神吉 良輔
整音 田辺 信道(協映)
ナレーター 辛 淑玉 音楽 趙 博
バリアフリー版副音声脚本 鈴木 健介
アイサポーター(副音声)石丸 博也

製作・配給 もっこす元気な愛 製作委員会 www.2942.jp キャバレット 福祉文化研究所
特別協力 障がい者みんなと共に生き働く場 ぷくぷくの会
協力 くまもと県民テレビ
協賛 グリーンコープ生活協同組合くまもと 寿交通(株) (株)城東工業 (株)スクエアー ボランティアステーション

◆Voice

この作品に寄せられた声

・実の厳しさをまざまざと見せつけられた。「周りを気にしとったら生きていけない」の思いは、これを観た人間(私)が受け止めることだと思った。(40代男性)

・笑いあり、涙ありと退屈せずに観ることができました。中学生、高校生、大学生にもたくさん観ていただきたい作品です。(40代女性)

・「しょうがい」児の親です。そのおかげで、世の中の矛盾、不合理がたくさん見えてきました。倉田さんとともに、その矛盾をなくしていきたいと思っています。それが私の喜びでもあります。(30代男性)

・障害がどうということを越えて、人としてとても温かみのある映画でした。(20代女性)

・私と同じ年生まれだったのを知りました。これまで歩まれた道の険しさ、葛藤の数々、エネルギーに思いをはせました。お二人の関係は、厳しい現実、目をつむりたくなる現実の中で、灯される光のように見えました。(30代女性)

・亮さんの存在は大きい。自分の障害を受け入れることができない姿をよく出してくれたと思う!人はなかなか変われないものです。でも、変われるんですね。出演者みんな「にんげん」だ!(40代男性)

・結婚する前、私も同じような感じになりました。未だに私の心にはわだかまりがあり、主人の実家には心を開けずにいます。倉田さん夫婦はすごいです。”信念をつらぬけばまわりを変えられる”・・・絶対お母さんにわかってもらえます!応援してます。(30代女性)

・面白かったです!上演時間が短く、ひきつけられる感じがしました。主題歌もとってもよかった!倉田さんや美穂さんの姿を見ていると力が湧いてきます。「一番難しいのは周囲の理解がないことだ」と倉田さんはおっしゃいました。自分に何ができるのか。何かできるのでは。自分なりに考えてみます。(20代男性)

・「ありのまま」の自分を出して生きている倉田さんを通して、特別な目で見ていた自分自身が見えてきました。(50代男性)

「もっこす元気な愛」ご注文フォーム

order form

※omoshiroseisaku.jpからの受信ができるように
設定をしてからご注文をよろしくお願いいたします。


株式会社 おもしろ制作

〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-18-8-307
tel/fax:03-6407-9362